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みんなが知らないシミの原因

written by Dr. maruyama

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シミの原因は紫外線だけではありません。紫外線は活性酵素の作用でメラニン色素を増加させますが、活性酵素はストレスでも発生します。また、日常の何気ない行動がシミの原因になってしまうこともあります。例えば睡眠不足、間違ったムダ毛処理、甘いお菓子の食べ過ぎやなど、ちょっとした行動がシミを増やすきっかけになることもあります。ここでシミの原因を詳しく紹介していきますので、シミ対策に役立ててください。

シミの原因は、紫外線だけではありません。ストレスや生活習慣も大きく影響しています。

セルフケアでのシミ取りが思うように進まないなら、それは紫外線以外が原因のシミかもしれません。正しくシミの原因を理解していて、日常のシミ対策に役立ててくださいね。

・ストレスがシミを増やす

シミはストレスでも増えてしまいます。シミのもととなるメラニンは体に有害な活性酵素を吸収する役割があり、紫外線から体を守ります。ですが、紫外線を過剰に浴びると、活性酵素が発生と併せてメラニン色素も増えます。メラニン色素が多くなりすぎるとシミになってしまいます。

活性酵素はストレスでも発生します。他には活性酵素は喫煙や激しい運動などでも増えやすくなる要素。活性酸素が過剰に発生すると、メラニン色素が増えるばかりか細胞を傷つけてしまいます[注1]。

そして肌細胞が傷を負うと肌の弾力性が失われて、ターンオーバーが順調に進まなくなります。メラニン色素の排出が滞ることで、さらにシミはできやすくなります。

[注1]厚生労働省より:生活習慣病予防のための健康情報サイト

・・寝不足やダイエットで肝斑が悪化する

ストレスに加え、寝不足、無理なダイエットは、肝斑の原因になります。肝斑には、ホルモンバランスの乱れが大きく影響していると考えられています。そして、ストレス、寝不足、過度なダイエットはホルモンバランスを乱す原因です。

・・女性ホルモンがシミの原因になる

女性ホルモンのひとつ、プロゲステロン(黄体ホルモン)は、メラニンを産生する細胞、メラノサイトを刺激し、シミの原因を作ります。プロゲステロンは子宮から分泌されるホルモン。生理周期によって増減し、妊娠中は減少することなく分泌されます。妊娠や生理に絡んで女性の肌にシミができやすくなるのはそのためです。

また、ピルがシミの原因になることもあります。はっきりした因果関係はわかっていませんが、ピルにはプロゲステロンが含まれているからだと考えられます。

・・間違ったムダ毛処理がシミの原因になる

炎症を起こすと色素沈着の可能性が高まります。例えば、ムダ毛処理の際に肌を痛めてしまうと、炎症が起こり、シミの原因となります。そのため、ムダ毛の処理は肌を痛めなように気遣いながら、清潔な状態で行いましょう。

シミだけを気にして過剰にピーリングを行ったり、肌に合わないシミ対策化粧品を使い続けたりしても肌の炎症を起こす可能性はあります。ですので、肌の健康を第一に考えてシミ対策、そして美肌対策を行ってください。

・甘いお菓子の食べ過ぎでもシミが発生する


甘いお菓子や飲み物の摂りすぎでもシミが発生する可能はあります。
肌老化の原因になると近年注目を集めている「糖化ストレス」。ロート製薬は糖化とシミの関係性に関する研究結果を2015年に発表しています。[注2]

甘いものだけに限りませんが、体内で余った糖がたんぱく質と結びつくことが糖化です。ロート製薬は研究で、糖化した表皮課細胞では、メラニン生成の原因となるサイトカインが増えることを確認しています。

・・それでも一番の敵は紫外線


シミの約8割が、日光性黒子(老人性色素斑)だと言われています。シミの原因は様々なものがありますが、やはり最も大きな原因は紫外線なのです。

そして年齢とともに、ターンオーバーの時間がかかるようになりメラニンを排出するまでの時間が長くなるため、年齢を重ねるごとにシミに悩まされやすくなってしまいます。

[注2]『表皮細胞』の糖化がシミの発生に関係する可能性を解明 | ロート製薬株式会社

・紫外線に注意しつつ生活習慣を正す

シミの原因は、紫外線以外にも様々なものがあります。例えばストレス。メラニン色素を増やしてしまう活性酵素は、紫外線だけではなくストレスでも増えてしまいます。また、睡眠不足、間違ったムダ毛処理、甘いお菓子など、日常のちょっとした行動がシミの原因になることもあります。肝斑はピルが原因で悪化する可能性があります。

紫外線対策と同時に、体と心の健康を維持することでシミ対策はより効果的になっていきます。

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