小陰唇縮小

だいたい３日から４日目から楽になったとおっしゃる方が多いです。人によっては翌日からさほど痛くないとおっしゃる方もおられます。
ただ、保育士の仕事に関しては体を動かしたり、しゃがんだりするでしょうから、１週間くらいは患部をかばいながらの仕事になるとおもいます。

デスクワークであれば特に休む必要はないと思います。
婦人科形成の手術内容では痛みはだいたい３から４日です。痛み止めを飲めば日常生活をおくれますので心配はいりません。もし、心配なようでしたら土日が休みなのであれば、土曜日に施術をうけて、月曜日から出勤されたら良いと思います。

痛みに関しては３日くらいは痛み止めを内服して生活していただくことになると思います。
激痛で歩けないかたはいらっしゃいません。自転車は立ちこぎをするならば大丈夫ですが、サドルに腰掛けた場合、手術した場所をサドルに擦ってしまう可能性がありますので１週間程度は腰掛けて自転車に乗るのは避けてください。

大陰唇のシワが目立つ場合、ふた通りの方法で治療が可能です。

一つ目は、脂肪注入です。痩せてシワができてしまっている方や、ダウンタイムを短くしたい方にお勧めの方法です。お尻などから脂肪をいただき、それを大陰唇に注入します。３０分くらいの手術です。小陰唇形成も３０分くらいの手術ですので、両方合わせて行っても１時間程度です。

二つ目は、大陰唇のシワを直接切り取ってしまう手術です。大陰唇の皮の余りが多い方や黒ずみが強い方にはお勧めです。４５分くらいの手術ですので、小陰唇形成と合わせて１時間から１時間半で終了します。

小陰唇形成の手術をしてから１週間くらいするとすでに傷はくっついています。
３週間から４週間で溶ける糸で縫合していますので、手術後２週間というとまだ、キズに糸が付いている状態です。温泉に行かれる前に抜糸に来ていただければ、温泉に気持ちよく入れると思います。

小陰唇形成手術は妊娠や出産には影響しませんので安心してください。
外陰部の見た目をよくするために、当院では小陰唇形成セットというメニューがあります。内容としては、クリトリス包茎、副皮切除、小陰唇縮小の３つの手術を同時に行います。膣口贅皮切除という処置は入っていませんので、膣の入り口まで手術操作をしません。ですから、妊娠や出産を考えていらっしゃる方でも安心して手術を受けていただいて大丈夫です。

生理中でも問題なく手術可能です。
小陰唇形成の手術のダウンタイムは１週間から２週間です。手術後３日程度は生理用品を下着にあてていただきますので、ちょうど良いかと思います。生理中だからといって、感染症や痛みなどの手術後合併症の頻度が増えるというわけではありませんので、ご心配は不要です。

気をつけながらの激しくない性行為であれば、手術後２週間で可能です。
通常通りの性行為ができるのは手術後１ヶ月です。自慰行為に関しても同様の期間待っていただくのが安全かと思います。

小陰唇が大きなかたの場合は、切除するキズの長さも確かに長くなることがあります。痛みを減らすためには、第一に我々医師側の工夫が必要です。

まず、手術を短時間に終えること。そうすることで手術後の浮腫みが少なくなります。腫れが少なければ痛みも少ないです。
次に、切った傷を綺麗にぴったりと合わせて縫うことです。そうすることで、生傷が出来ず、手術後の痛みが楽になります。また、キズの治りも早くなります。

小陰唇は、溶ける糸で縫いますので抜糸は必要ありません。糸が気になるかたの場合は、１０日から１４日経過したら抜糸可能です。最初の３日間くらいは疼くような感じがありますが、お渡しする痛み止めを内服すればそれほど辛くなく過ごせると思います。
排尿をするときに、しみる感じも数日あるかと思います。塗り薬もお渡ししますのでキズにたっぷりめに塗ると痛みも少なくなります。お酒や、体温が上がるようなことは、手術後３から４日避けると痛みも出づらいです。