人中短縮
人中とは鼻と唇の間の部分です。人中は“じんちゅう”や“にんちゅう”と発音されます。人中が長くなると中顔面が長く見えるだけでなく、老け顔の原因になってしまいます。なぜかというと、人中が長くなること自体が老化によるものだからです。加齢と共に皮膚と口輪筋という口を閉じる筋肉がたるみます。そのせいで人中が伸びるのです。
人中短縮をすることで若い印象になり、中顔面も短く見えます。
- 人中が長い
- 鼻の下がのっぺりしている
- Cカールが欲しい
- 中顔面が長い
- 唇に立体感が欲しい
人中短縮について
唇というと皆さんは赤い唇のことを思い浮かべると思いますが、実は赤い唇と鼻の間の皮膚のところも唇の一部です。医学用語では、赤い唇を赤唇(せきしん)、皮膚の唇のところを白唇(はくしん)と呼びます。人中短縮というのは、この白唇の部分を短縮する手術です。
白唇の真ん中に凹みがあり、その両側は山の稜線のように盛り上がっています。凹みのことを人中窩(にんちゅうか)と言います。稜線のことを人中稜(にんちゅうりょう)と言います。
人中短縮の手術では、これらの立体構造も保ったままで白唇を短縮しないと綺麗な人中を形成することができません。また、切開する箇所も白唇と鼻の境目をきちんと見極めて切開しないと傷が目立ちます。銀座マイアミ美容外科ではルーペや顕微鏡を使用してその境目を正確に同定して手術を行います。
また、鼻の穴の出口のところは、少し盛り上がった構造があります。この部分を鼻腔底隆起と呼びます。術者によっては、鼻の中に切開線を持っていくために鼻腔底隆起を横断するような切開をしてしまう人がいますが、その方法だと、鼻の中に傷の一部が隠れるのは良いのですが鼻腔底隆起がなくなってしまい、かえって不自然な仕上がりになってしまう場合があります。
したがって、当院では切開線は鼻と唇の境目に設定しています。デザインの後、切開し、短縮したい分の皮膚を切除します。1回で安全に切除できる量は4〜5ミリくらいです。人によっては、7ミリ程度切除できる場合もありますが、1回であまりたくさんの量を切除すると口が閉じにくくなったり、唇の中央部分だけが幅広くなって富士山のような形の唇になります。あえて、富士山型にしたくて人中短縮をするかたもいらっしゃいますがあまり一般的ではありません。皮膚を切除した後口輪筋をANS(前鼻棘)に縫い付けることで切除部を短縮します。そうすることで、鼻の穴が目立ったり鼻柱部分が下にさがったりすることを避けます。鼻柱部分を下に下げたい希望のある場合、口輪筋の縫合をあえて鼻柱の皮下に行うこともあります。最後に真皮縫合と皮膚縫合をして手術終了します。
人中窩形成について
年齢が若いほど、口輪筋の盛り上がりが強いので白唇の中央が凹みその両側が盛り上がり人中窩と人中綾が形作られています。年齢を重ねると、口輪筋の密度が薄くなり人中窩の凹みが浅くなります。人中短縮のときに、口輪筋を調整することで白唇の真ん中の凹みを作成できます。人中窩が適度にある方が若々しい印象の唇になります。
Cカール形成について
人中短縮をするときに、Cカール形成を同時に行うこともできます。Cカールとは、横顔を見たときに、鼻筋から唇にかけて三日月のようなカーブがある状態です。人中が長いと、どちらかというと前方に向かって白唇部が凸になります。人中が短い人や若い人はこのカーブが後方に凸になります。この状態を手術で再現するのがCカール形成です。
ダウンタイム、副作用、合併症
腫れむくみが1〜2週間程度あります。
口唇やほうれい線などに既にヒアルロン酸注入をしているかたは、腫れむくみが長くなることがあるので、あらかじめ溶かしてから手術をするか、腫れが長続きした際は溶かすことをお勧めします。
痛みは痛み止めでコントロールします。1週間くらいは口を大きく開けたり笑うと痛みがでます。傷跡を目立たなくするために1ヶ月くらいは極端に大きく口を開けたり大笑いしたりしない方がいいです。
内出血が出た場合は2週間程度は引くのに時間がかかります。1回でたくさん切りすぎると、口が閉じにくくなったり、歯が見えてしまったり、富士山型の唇になることがあります。適正な切除量は人によって異なりますので執刀医の診察を受けて決めるようにしないといけません。大幅に切除したい希望のあるかたは、2回などに分けて行うこともあります。また、富士山型の唇になることを避けるため、口角挙上と同時に人中短縮を施術することもあります。
実際の治療例
1.人中短縮、人中窩形成
若く見える効果があります。人中窩を作成することで唇に立体感がでます。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
2.人中短縮
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
3.人中短縮、Cカール形成
Cカール形成をすると、唇に立体感が出ると同時に横から見た時の鼻から唇にかけてのラインが美しくなります。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
4.口角挙上と人中短縮
人中短縮は口角挙上とも相性がいいです。人中短縮で中央の唇が厚くなりますので、外側人中短縮をするために口角挙上を組み合わせることがあります。このかたは、口腔内法の口角挙上を合わせていますが、外側人中の短縮感を増したい場合は口腔外法ですることもできます。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
5.人中短縮の他院修正
当院では他院修正にも力を入れています。傷跡をきれいに切り直して縫い直す方法になりますが、口輪筋を寄せるなどの形成外科的なテクニックを用いて修正を行います。土手部分が切り取られてしまったかたでも、限界はありますが土手部分の再建も可能です。より自然んで目立たない傷跡、人中の形成を目指しています。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
*人中短縮、人中窩形成、Cカール形成は自費診療となります。副作用・リスク:腫れ、むくみ、内出血、痛みがあります。短縮しすぎると口が閉じにくくなることがあります。人それぞれ状態が異なるので全ての方がこの治療例のようになるわけではありません。
人中短縮の施術料金 | |
---|---|
人中短縮 |
275,000円(税込) |
人中窩形成追加 |
110,000円(税込) |
Cカール形成追加 |
55,000円(税込) |
麻酔 | 局所麻酔55,000円(税込)または静脈麻酔110,000円(税込) |
血液検査 | 11,000円(税込) |
施術時間 | 60分程度 |
ダウンタイム |
腫れ、浮腫、内出血などのダウンタイムは1〜2週間くらいです。痛みは、内服の痛み止めでコントロールできます。極端に大きな口をあけたり、大きく笑うのは1か月くらいなるべく控えた方がいいです。 |
入院の必要性 |
なし |
通院回数 |
通常1から2週間後に抜糸。その後は任意ですが、1か月後、3か月後に検診にきていただき仕上がりの確認をいたします。遠方の方はオンラインの診察も可能です。 |
人中短縮FAQ
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人中短縮で「唇を上向きにする」ことはできますか?
人中短縮を考えています。上唇が薄いのも気になっているのですが、人中短縮には「上唇を上向きにする」という効果は期待できますか? 単純に切るだけではそこまで唇には影響はないのでしょうか。 -
人中短縮の切る場所は?傷あとは?
鼻の下が長いのが気になっています。 それを治すための、人中短縮という、鼻の下を部分的に切除して引き上げる手術があることは知っています。 具体的にはどのように切るのでしょうか? 鼻の下には、どのような傷が残りますか? -
人中短縮を考えています。小鼻が大きくなったりしませんか?
人中短縮は、鼻と唇の間隔を短くする手術、だというのはわかっているのですが、全体の見え方として鼻や全体がどう変わって見えるのかが気になっています。 小鼻が下に引っ張られて鼻の穴の見え方が変わったり、上唇が上がって見えたりしないでしょうか? -
切らない人中短縮術
切らない人中短縮というのは、具体的にはどのような施術ですか? 切る手術と比べて、切らない場合は何がどう違うのでしょうか? 人中短縮術をやるなら鼻の下にはその分しっかり短くなってほしいですが、切らなくてもそこそこの変化が得られるのであれば、切らない選択肢もありかなと思っています。 -
鼻の下を短くする人中短縮術について教えてください
鼻の下が長くてイヤだなーと長年悩んできました。 自分では長いと思うのですが、周りに相談するとそうでもないみたいです。(わかりません、家族や友達なので、私が悩まないでいいように気遣ってくれているだけかも?) 通常「鼻の下が長い」というのは、何を基準にして(たとえば鼻の長さや唇の長さと比べて何%とかで)判断するのでしょうか。 人中短縮の手術をする人は、どのくらい長い人が多いですか? 人中短縮の手術をすると、何ミリ~何センチくらい短くできますか? -
鼻翼縮小術と人中短縮術について
小鼻を小さくしたくて色々調べていたら、もしかしたら切る場所が人中短縮と同じなのかも??と思いましたが、実際のところどうなのでしょうか。 鼻翼縮小と人中短縮って一緒にできる手術ですか?それとも別々にやった方がいいですか?
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人中口元フルコース
人中と唇両方をバランスよく形成したいかたにおすすめのコースです。
人中とは、鼻と唇のあいだの部分です。人中が長いと顔が間延びしたり、中顔面が長く見えたり、老け顔に見えてしまいます。人中を短くしたい場合、人中だけ短縮してもいいのですが、人中短縮をすると唇が富士山型に真ん中だけ厚くなってしまうことがあります。その様なケースでは口角挙上を同時に行った方が仕上がりが良い場合があります。
人中口元フルコースでは、口から人中にかけての形を1回の施術でバランスよく整えることが可能です。
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ボトックス注射
口のボトックス治療について、当院ではガミースマイル、への字口修正(口角挙上)、梅干しじわ、人中短縮、のボトックス治療が可能です。手術で改善することももちろん可能ですが、手術にはちょっと踏み切れないかたはまずボトックス注射で治療してみてはいかがでしょうか。