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ばれない豊胸で脂肪吸引するとき、術後に一番痛くない箇所はどこでしょうか?
特別どこの脂肪を取りたいという希望もないですし、単純に痛いのはいやなので、なるべく痛くないところを選びたいと思っています。
医師の回答
一番たっぷり脂肪がついている箇所からとると、痛みが楽です。人それぞれ、脂肪がついている箇所がちがいますのでカウンセリングの時に見させていただきます。
余談ですが、ばれない豊胸で脂肪を取る場所は主にお尻や太もも周りになります。特に、太ももの外側にはLFDという脂肪の塊があって、この脂肪は体のなかでも痩せづらい脂肪と言われています。頑張ってダイエットしても、胸はすぐ痩せてしまうのに太ももの外側や内側の脂肪はなかなか痩せませんよね。脂肪豊胸では、この痩せにくい脂肪を採取して胸に注入します。そうすることで、痩せにくい胸が作れるのです。
太ももやお尻周りから脂肪を採取したあとは、椅子に座ったり、トイレに座ったりするときに痛みます。
痛みは筋肉痛のような痛みで、耐えられないようなものではありません。患者さんに伺うと、手術後3日から4日は痛みが辛かったが、痛み止めを飲めば通常通り過ごせましたというかたが多いです。寝込んでしまうような痛みにはならず、例えば看護師さんのようなある程度力を使う仕事でも翌日から働く方もいらっしゃいます。事務仕事のかたで、午前中に手術して午後に仕事をしたかたもおられます。
お腹から脂肪を採取したあとも、同様に腹筋の筋肉痛のような痛みがあります。ウエストニッパーという圧迫下着で圧迫をきちんとすると、痛みやむくみがひきやすくなります。お尻や足からの脂肪吸引と違って、痛みで歩行などの動作が妨げられることが少ないです。ただ、便秘のかたは排便時に腹筋でいきみづらいかもしれません。
二の腕やつけね、肩からの脂肪吸引で豊胸をした場合、脂肪吸引の影響で、手先まで少しむくむことがあります。パソコンを早く打たなくてはならない仕事のかたやピアニストなどの手先を繊細に使う仕事のかたは、1~2週間の浮腫む時期には若干作業しづらいかもしれません。ただ上半身ですので、太ももやお腹の脂肪吸引と違って、翌日からランニング程度の運動が可能になります。
脂肪吸引をする箇所によって、術後のダウンタイムの過ごし方が違います。当院のカウンセリングでは、そのかたのお仕事や生活スタイルなども考慮して、どこから脂肪を採取したら良いかアドバイスいたします。