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頬骨骨切りのダウンタイムを教えてください。
頬骨骨切りのダウンタイムを教えてください。毎日人前に出る仕事をしています。長く休めたとしても2週間が限界です。 でもマスクをしていれば見えないものでしょうか? それとも、マスクで見えないとしてもしばらくは安静にしていた方がよいのでしょうか?
医師の回答
マスクOKであれば、2週間あればなんとかなると思います。
デスクワークであれば、しようと思えば手術次の日からできます。力仕事も顔をぶつけなければ3日もあれば大丈夫です。ウォーキング程度の運動は翌日から可能、ランニングは1週間後、激しく息の切れるような運動は手術後2週間後から可能です。
以下も参考にされてください。
腫れむくみ:1週間くらい腫れますが、次第に引きます。通常は2週間くらいで大まかな腫れむくみはなくなりますが、少し浮腫んだような状態が1ヶ月くらい続くかたもいらっしゃいます。
痛み:3から4日、痛み止めの内服を必要とする痛みがあります。痛い場合は、処方する痛み止めを飲めばコントロール可能です。
内出血:もし内出血が出た場合は平均的に2週間くらいかかって薄らぎます。基本的にはお化粧で隠せることが多いです。
頬の痺れ:目の下から上唇にかけて痺れることがあります。通常1ヶ月以内に治ります。2023年4月現在、ずっと痺れが残ったかたは当院にはいらっしゃいません。万が一残った場合でも日常生活が著しく不便になるということはないと思います。
顔面神経麻痺:眉毛を上に上げられなくなる方がいらっしゃいます。側頭枝の麻痺と言います。当院でも術後に眉毛が上げにくくなったかたが数名おられますが、最短3ヶ月、最長8ヶ月で治っています。
口のあけにくさ:頬骨弓部と側頭筋までの距離が短いかたは口が開けにくくなったり痛みが出る場合があります。このような合併症は通常の骨の大きさの人を小さくし過ぎると生じることがあるので骨切りの適応の診断はきちんとする必要があります。
合併症が生じた場合は当院で責任をもって治療を行います。