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鷲鼻になってしまいました
数か月前、他院でプロテーゼを入れたところ若干ですが鷲鼻のように鼻先が下がってしまい、とても気になっています。 すぐに修正したかったのですが、期間を空けてダウンタイムが終わってから再考したほうがよいと言われて、悩んでいるうちに今に至ります。 プロテーゼに違和感もあります。もしかして、プロテーゼが合わない体質というのがあるのでしょうか? とにかく修正したいのですが、また失敗したくなくて、考え込んでしまいます。
医師の回答
鼻のプロテーゼが原因で鼻先が下がってしまうケースは、2通りの原因が考えられます。
1つ目は、長いI型のプロテーゼを入れてしまった場合です。長いL型は鼻先が下がりづらいのですが、鼻のサイズに対して長すぎるI型のプロテーゼは鼻先を下に押してしまうことがあり、下がる原因になります。その場合は、鼻のサイズにあった短いプロテーゼを入れ直す必要があります。
2つ目は、入れたインプラントが下の方にずれてきてしまった場合です。鼻のシリコンインプラントは、しっかりと骨膜下(骨膜という膜と骨との間)に挿入しないとずれます。間違って皮下(皮下組織)に入ってしまったインプラントは動きます。それが押されて下の方にずれてきてしまうと鼻先を下に押してしまいます。このようなケースの場合は、もう一度しっかりと骨膜下を剥がして、そこにインプライントを差し込まないとなおりません。
体に対して大きすぎたり長すぎたりするプロテーゼを入れると違和感が出ます。プロテーゼに合わない体質というものではなくて、単にサイズがあわなかったり、入れる場所が間違っていると症状が出ます。