美容整形の施術ごとのメンテナンス頻度など気になる事を分かりやすく解説
- コラム小野寺院長監修
目次
美容整形をすると一生メンテナンスをする必要があると聞きますが、それは誤解です。たしかに、ヒアルロン酸注射などは一定期間が経つと効果がなくなるため、定期的に治療に通う必要があります。しかし、半永久的な効果が得られる多くの施術に関しては、熟練した医師が正しい手術を行っている場合、基本的にメンテナンスは不要です。例えば、プロテーゼによる隆鼻術、脂肪吸引、切開による目の整形、人工乳腺法による豊胸手術などが挙げられます。
一度美容整形をすると、生涯にわたってメンテナンスをしなくてはいけない、という噂を耳にしますが、本当のところはどうなのでしょうか。
実は、タレントなどが「整形を維持するのに毎月費用が大変」とテレビで大げさに発言することから、誤解を生んでいるにすぎません。一部、定期的な治療が必要な整形もありますが、正しい手術が行われていれば、多くの整形において半永久的に効果が続きます。その違いを詳しくみていきましょう。
※美容整形は保険対象外の自由診療です。
定期的なメンテナンスが必要な美容整形施術
昨今、気軽に試せる切らない美容整形として、ヒアルロン酸注射、二重まぶた埋没法が人気です。メスで皮膚を切開しないので恐怖心が薄れるというメリットがある一方、効果を持続させるためには、ある程度のメンテナンスが必要となります。
一定期間が経つと体内に吸収される「ヒアルロン酸注射」
ヒアルロン酸注射は、シワを目立たなくさせたり、顎の形を変えたり、バストを大きくしたり、鼻を高くしたりするときに用いる施術。メスを使わないため、ほとんど腫れない、元に戻すことができる、というメリットがあります。
ただ、鼻を高くするための隆鼻術では、注射をして1年ほど経つとヒアルロン酸が体内に吸収されて元に戻ってしまいます。バストの場合は持続するのも1年程度。他の部位も同様に、一定期間が経つと効果がなくなるので、効果を保つためには定期的に注射をする必要があります。ヒアルロン酸などは1年くらいでなくなるから良いのであって、何年も体に残る成分というのは安全性の面で疑問が残ると個人的には思います。
まぶたが薄いと元に戻ることがある二重まぶた「埋没法」
二重まぶたを作るためには、垂れ下がっているまぶたの皮膚と、まぶたの裏側にある瞼版との間に、癒着を作る必要があります。切開法では皮膚を切って癒着を起こしますが、まぶたの皮膚と瞼板を細い糸で固定するのが埋没法です。
簡単にできるプチ整形として人気の埋没法ですが、これも基本的には半永久的に効果が続く施術方法です。しかし、まぶたが薄い人の場合、少しずつラインが浅くなったり、幅が狭くなったりして、元に戻ってしまうことがあります。施術後の状態を持続させたいなら、改めて埋没法を行うか、切開法を行う必要があります。
基本的にメンテナンスが不要な美容整形施術
半永久的に効果が続くとされる治療の場合、その人に合った適切な方法で無理のない手術が正確に行われていれば、基本的にメンテナンスは必要ありません。
しかしながら、美容整形をして美しくなった体にも老化現象が起こります。年月が経つことで、切開法で作った二重まぶたにたるみが生じて二重の幅が狭くなることもありますし、リフトアップした顔も、加齢で頬がたるめば効果が薄れたように感じ、再度施術を行う人もいます。
この点は念頭に置いて、基本的にメンテナンスが不要な施術の例をみていきましょう。
腕の良い医師が行えばずれない!プロテーゼによる「隆鼻術」
シリコンプロテーゼを鼻に入れ、鼻を高くする手術です。腕のある医師が正しく施術すれば、プロテーゼがずれてくることはないので、メンテナンスは必要ありません。
ただし20年ほど経つと、プロテーゼの素材によっては、その周囲が石灰化することがあると言われています。その場合は、プロテーゼを入れ替える必要が出てくるので、素材選びは慎重に行いましょう。当院では、品質の高いソフトシリコンまたは、CTのデータをもとに完全にオーダーメイドできるシリコンも取り揃えています。
・・何度も通う必要のない「脂肪吸引」
人の細胞数は決まっているので、一度脂肪吸引で脂肪細胞を吸い出してしまえば、数が増えることはほとんどなく、リバウンドもしません。エステやマッサージで痩せようとすると、数十回、あるいは数百回も通わなくてはいけませんが、脂肪吸引の場合は1回の手術と、術後の経過を見るために数回通院するだけで済みます。
ただし、熟練した医師に頼まないと、激しい痛みを伴ったり、希望通りの効果が得られなかったりするので、注意が必要です。
「目頭切開」「目尻切開」など切開による目の整形
目を大きくするために行う目頭切開や目尻切開、二重まぶたを作るための小切開や上眼瞼切開などは、皮膚を切開する施術なので、効果は半永久的です。
・・シリコンバッグを入れる「人工乳腺法」による豊胸手術
ワキの下やアンダーバストを切開し、シリコンバッグと呼ばれる人工乳腺を挿入する豊胸手術なら、一度の手術で効果が半永久的に持続します。
ちなみに吸引した自分の脂肪をバストに注入する、脂肪注入による豊胸術の場合、うまく体内に生着した部分のみ半永久的です。
メンテナンス不要の美容整形も多くある
以上のように、評判や実績などを元に信頼できるクリニックの熟練した医師に施術をお願いすれば、基本的にメンテナンスが不要という施術も多くあります。
ただ、半永久的な効果が期待できる施術は、定期的なメンテナンスが不要である一方、費用が高額なうえ、気に入らなかった場合、元に戻すことができないというデメリットがあります。不安な場合は、メンテナンスが必要な、つまり持続性の低い施術を試して様子をみるのもよいでしょう。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
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- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
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- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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