豊胸で失敗することはある?|よくある失敗事例や修正対応について紹介
- 幸地先生監修
理想の胸に近づけることが期待できる「豊胸」。
豊胸施術に興味があっても「豊胸の失敗が怖いな」と思う方や、豊胸施術をしたけど「これってもしかして失敗?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
本記事では豊胸の種類別でよくある失敗事例をご紹介したうえで、豊胸で失敗した際に修正が可能かどうか、豊胸で失敗しないためのポイントについて解説していきます。
目次
豊胸施術には種類がある
豊胸施術には主に、下記の種類があります。
- 脂肪注入の豊胸:自身の身体から採取した脂肪をバストに注入する豊胸
- シリコンバックの豊胸:乳腺などの下にシリコン製のバックを挿入する豊胸
- ヒアルロン酸注入の豊胸:液体状のヒアルロン酸を注射器で注入する豊胸
上記の通り「豊胸」と言ってもさまざまな種類の豊胸があるため、それぞれによって失敗事例も異なります。
以降の章で各豊胸の施術方法のよくある失敗事例を解説していきますので、リスクを知って同じような失敗をしないようにしましょう。
脂肪注入の豊胸でよくある失敗事例
脂肪注入の豊胸でよくある失敗事例は、主に以下の通りです。
- しこりができる
- 石灰化する
- 胸に左右差が生じる
- 胸にひきつれが起こる
- 胸のサイズが元に戻る
- 脂肪の吸引部位に違和感が生じる
脂肪注入の豊胸でよくある失敗事例を把握することで、万が一のことがあった時にスムーズに対処できるよう、あらかじめ把握しておきましょう。
しこりができる
注入した脂肪が血液とうまく結び付けられないと脂肪が壊死することがあり、しこりができる場合があります。
原因としては以下が挙げられます。
- 脂肪の質が悪い
- 医師の技術不足
- 脂肪の注入量が多すぎる
しこりがあると感じたら、すぐに医師に相談する必要があります。
石灰化する
しこりを放置すると石灰化してしまうケースがあります。
石灰化すると徐々に硬くなり、石灰化によって胸がデコボコしてしまうこともあります。
脂肪注入によって、数ミリ程度の小さな石灰化は生じることはありますが、そのようなサイズ感のものでしたらマンモグラフィーや超音波検査でも写ることはあっても悪さをするものではありませんので、そのまま放置していいと思います。
しかし、大きなシコリを放置してしまうとシコリ自体が石灰化してしまいます。
石灰化したしこりを除去するためには、手術が必要となる可能性もあるでしょう。
胸に左右差が生じる
人間の身体はもともと左右対称ではないため、左右差を意識して脂肪を注入しないと胸に左右差が生じることがあります。
また、注入した脂肪の定着率などによっても、左右差が出ることがあります。
左右差を修正する場合は、期間を空けてから再度脂肪注入の施術を受けると良いでしょう。
左右差の程度によっては、1回の脂肪注入だけで修正できないこともありますので、左右差が気になっている場合はカウンセリングの時にかならず医師に直接相談していただくようお願いいたします。
胸にひきつれが起こる
胸にしこりができて放置していると、胸にひきつれが起こることがあります。
ひきつれの原因は瘢痕化によるもので、瘢痕化とはバスト付近の組織に炎症が起きてしまうことを差します。
瘢痕化してしまったバストを元の状態に戻すには、バストを切開して瘢痕化した組織を除去する手術をしなければなりません。
症状によっては、しこりを含んだ瘢痕拘縮を除去するだけでは変形が治らないこともあります。
胸におこるひきつれの原因として、しこりよりも治療に急を要する状態もあります。それは、術後の傷の感染です。手術後に脂肪注入したところに細菌感染が生じたときは、なるべく早く治療をしないといけません。細菌感染が乳房全体に広がると強い炎症が起こります。炎症は強く起これば起こるほど、その後の瘢痕拘縮やそれに伴うひきつれが強く出てしまいます。したがって、手術後に、乳房が赤く腫れたり、痛みが強く出たり、発熱が見られるようなときはすぐに医師に連絡をしてください。治療は早ければ早いほど治りやすく、重症化しにくくなります。
胸のサイズが元に戻る
注入した脂肪の定着率には個人差がありますが、注入した脂肪が定着しない可能性があります。
定着しなかった脂肪は一定期間が経過すると身体内に吸収されてしまうため、胸のサイズが元に戻ってしまう恐れがあります。
水や血液などの不純物が多い脂肪細胞は定着率が低い傾向にあるため、摂取した脂肪細胞を良質な状態でバストに注入する技術のある医師を選ぶようにしましょう。
また、コンデンスリッチ豊胸やビューティフィル豊胸のような、より良い定着率を目指せる方法もありますので、カウンセリング時に医師にお尋ねいただければと思います。
また、喫煙をすると脂肪細胞の定着率が下がります。可能ならば手術前1週間と、手術後2週間はせめて禁煙をするようにしましょう。
脂肪の吸引部位に違和感が生じる
脂肪吸引の豊胸での失敗例として、脂肪の吸引部位に違和感が生じるということもあります。
吸引部位の違和感としては、脂肪を吸引した部位が垂れてしまったり、デコボコしてしまったりすることが挙げられます。
人為的な失敗を避けるためには、脂肪吸引の豊胸施術の実績がある医師を選ぶことが重要です。
シリコンバックの豊胸でよくある失敗事例
シリコンバックの豊胸でよくある失敗事例は、以下の通りです。
- 石灰化する
- 段差ができる
- カプセル拘縮が起こる
- リップリングが起こる
- 挿入物が破損や破裂をする
上記について解説するので、もしもの時も慌てずに冷静に対処できるようにしておくためにも頭に入れておきましょう。
石灰化する
シリコンバックを挿入して何年か経過すると、石灰化を起こすことがあるといわれています。
シリコンバックを包み込む被膜の周りにカルシウムの結晶が沈着することで、石灰化が起こります。
特に、乳腺下にシリコンバッグを挿入するほうが大胸筋下に挿入するよりも石灰化を生じやすいです。
石灰化を早期発見するために、定期的に豊胸した胸の診察を受けるようにしましょう。
また、なるべく乳腺下への挿入は避けるようにする方が良いでしょう。
シリコンバックを挿入してから一定期間が経過すると、石灰化が起こる可能性が上がります。なぜかというと、乳腺は常に外界から細菌が逆流してくる組織です。乳腺とシリコンバッグが接しているとシリコンバッグの表面に細菌が常在してしまうことがあります。それが慢性炎症となり皮膜拘縮から石灰化を生じます。また手術時の出血が多い場合も、血腫から皮膜が厚くできてしまい石灰化へとつながります。
段差ができる
シリコンバックの失敗事例として挙げられるのは、胸に段差ができてしまうことです。
シリコンバックが大きすぎる場合や、シリコンバックの挿入位置を間違えている場合に、胸の下に二重にシワができることがあります。
段差を解消させるためには、シリコンバックを小さいものに入れ替えるなどの対応を医師に行ってもらうようにしましょう。
カプセル拘縮が起こる
シリコンバックの豊胸施術の後、身体がシリコンバックを異物と判断し、シリコンバック周辺に被膜を形成する可能性があります。
被膜が段々厚くなるとシリコンバックを圧迫し、胸が野球ボールのように硬く変形してしまうことがあります。
カプセル拘縮が起きてしまった場合は、手術でシリコンバックと被膜を取り除く必要があるため、再度どのようにして豊胸施術を行うかも含めて医師と相談しましょう。
リップリングが起こる
リップリングとは、シリコンバックが胸の中で折れ曲がり、バストの表面からシリコンバックの縁が目立ったり、バストにシワができてしまったりする現象です。
施術後、バストの表面が波打つ場合や、バストの一部が突起している場合にリップリングが起きている可能性が考えられます。
痛みを伴うケースもあるため、すぐに医師に相談しましょう。
挿入物が破損や破裂をする
シリコンバックの豊胸施術の後、経年劣化などの影響でシリコンバックが破損・破裂することがあります。
胸が変形や腫れ、垂れてしまっている場合、シリコンバックの破損が考えられます。
破損に気づかないケースも多々ありますが、定期的に胸の診察を受けることによって炎症の重篤化を防ぎましょう。
ヒアルロン酸の豊胸でよくある失敗事例
ヒアルロン酸の豊胸でよくある失敗事例は、以下の通りです。
- 胸が硬くなる
- しこりができる
- 胸が繊維化する
一つずつ解説していくので、施術後に異変がある場合、すぐに気付けるように理解しておきましょう。
胸が硬くなる
ヒアルロン酸の豊胸で多い失敗事例は、胸が硬くなるという事例です。
胸のボリュームをアップさせ、持続性を高めるために豊胸では粒子が大きいヒアルロン酸を注入します。
施術直後は胸の硬さに問題なくても、徐々に硬くなるケースもあります。
しこりができる
ヒアルロン酸の豊胸では、ヒアルロン酸が一定期間経過しても体内に吸収されず、カプセルに包まれるとしこりができることがあります。
ヒアルロン酸を注入しすぎたり、身体がヒアルロン酸に対して拒否反応(異物なので身体から守ろうとしてヒアルロン酸の周囲に膜を作ってしまうこと)を起こしてしまうと、しこりができてしまうと考えられています。
しこりができてしまったらすぐに医師に相談して、しこりを除去するようにしましょう。
胸が繊維化する
ヒアルロン酸の豊胸でしこりができて放置してしまうと、炎症を起こして被膜がコラーゲンの過剰生成を受けて繊維化することがあります。
悪化してしまうと、バストを切開して繊維化したしこりを除去する必要があります。
豊胸で失敗したら修正は可能?
銀座マイアミ美容外科では、シリコンバックの除去手術や修正なども行っています。
他院で断られた患者様の失敗修正にも対応しています。
銀座マイアミ美容外科には美容外科トラブル・セカンドオピニオン外来があるため、まずはカウンセリングでお悩みをお聞かせください。
次の章で豊胸で失敗しないためのポイントについて解説するため、失敗修正をせざるを得ない状況にならないためにも、あらかじめ理解しておきましょう。
豊胸で失敗しないためのポイント
豊胸で失敗しないためのポイントは、以下の通りです。
- 自分の理想や施術のリスクを把握する
- 希望する豊胸施術の経験が豊富な医師を探す
- カウンセリングでしっかり相談する
- 医師からの助言をきちんと守る
順番に解説していくため、豊胸で失敗しないためにも一つずつ押さえておきましょう。
自分の理想や施術のリスクを把握する
豊胸で失敗しないためにも、自分の理想や施術のリスクを把握しましょう。
前述したように、豊胸の種類によってリスクが異なります。
理想のバストを把握することはもちろん大切ですが、同時にリスクも付き物だということも覚えておきましょう。
希望する豊胸施術の経験が豊富な医師を探す
豊胸で失敗しないためには、希望する豊胸施術の経験が豊富な医師を探すことも大切です。
豊胸施術をどれだけ行っているか、これまでの豊胸の症例数などを確認しておくと良いでしょう。
カウンセリングでしっかり相談する
施術前のカウンセリングでしっかり相談することは、理想の胸に近づけるための大事な工程です。
カウンセリングでは理想の胸の写真を見せたり、理想的な胸のイメージを具体的に伝えたりすることが非常に重要です。
話をしっかり聞いてくれない医師や、無理に追加メニューを勧めてくる医師の元で施術を受けるのは控えた方が良いでしょう。
きちんと話を聞いてくれて、豊胸によるリスクやダウンタイムについてもはっきり教えてくれる医師の元で施術を受けるのがおすすめです。
医師からの助言をきちんと守る
医師からの助言をきちんと守ることも、豊胸で失敗しないためには欠かせないポイントです。
例えば、マッサージをするように指示されたのにも関わらず、マッサージを怠っていると希望通りにバストアップできなかったり、持続力に欠けてしまう場合があり得ます。
また、運動や入浴に関してもある程度期間が経つまで控えるように指示されることもあるため、医師の助言はきちんと守るようにしましょう。
銀座マイアミ美容外科の「豊胸」の施術事例
銀座マイアミ美容外科で実際に豊胸の施術を受けた方の症例写真をご紹介します。
豊胸の施術が気になる方は、ぜひ症例写真を参考にして当院での施術をご検討ください。
他の患者様の症例写真につきましても、豊胸の症例写真のページにて紹介していますので、併せてご覧ください。
豊胸の施術に関してよくある質問
豊胸の施術に関してよくいただく質問は、以下の通りです。
- 万が一豊胸でしこりができたらどうすれば良い?
- 豊胸で乳がんのリスクが高まる?
- 豊胸は触ったらバレる?
それぞれの質問に回答していくので、豊胸の施術で失敗しないためにも理解しておきましょう。
万が一豊胸でしこりができたらどうすれば良い?
豊胸でしこりが出来た場合、放っておくと悪化して石灰化してしまうリスクがあります。
しこりを見つけたらすぐに医師に相談し、場合によってはしこりを除去しましょう。
豊胸で乳がんのリスクが高まる?
可能性は否定できません。
ヒアルロン酸は発がんを促す可能性があることが、2019年に東京大学のグループによって報告されました※。
そのため、ヒアルロン酸注入の豊胸で発がんを促す可能性も考えられます。
豊胸と発がんリスクの関係性ははっきりとはしていませんが、施術を検討する場合はこういったリスクを考慮して施術に臨むと良いでしょう。
豊胸は触ったらバレる?
脂肪吸引の豊胸は自然な柔らかさなので、触ってバレることはほとんどないといえるでしょう。
シリコンバックの豊胸は、シリコンバックを挿入した位置が皮膚に近いほど素材の感触になりやすいため、違和感を感じるかもしれません。
ヒアルロン酸注入の豊胸は、ヒアルロン酸を注入した部分が硬めの感触になる傾向があるため、自然な柔らかさではなくなることがあります。
銀座マイアミ美容外科では「ばれない豊胸」を取り扱っています。
「ばれない豊胸」にご興味のある方は、銀座マイアミ美容外科の公式HPのカウンセリング予約ページよりご予約ください。
【まとめ】豊胸の施術で失敗することはある?
今回は、豊胸の施術で失敗することがあるのかどうか、豊胸で失敗したら修正が可能かどうかについて解説していきました。
豊胸は豊胸の種類ごとによくある失敗事例も異なり、リスクを把握したうえで施術を受けることが重要です。
銀座マイアミ美容外科では、他院での修正依頼にも対応しています。
銀座マイアミ美容外科での施術や修正依頼をご検討の方は、まずはお気軽にお問合せして、無料相談をお受けください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2011年
- 琉球大学 卒業
-
- 2012年
- 昭和大学藤が丘病院 初期臨床研修
-
- 2014年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2015年
- 昭和大学病院形成外科 助教
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